ひみつのコウカン♡ダイアリー

強くて可愛い男の子

担降りしました

お久しぶりのブログです。
不躾かつわたくし事ですがこの度、

『浮所 飛貴』くんに担降りしました。



浮所くんを初めて見た時(7/21かな)から好感を持ちました。パッと目を引く華がある。何よりお顔が可愛い。上品。まだ芋っぽいけど都会っぽい。彼がもし果物なら千疋屋で木箱に入れられて大切に売られているだろう。そして彼はいつでも笑っていた。この文面だけ見るとアイドルなんだからニコニコしてて当たり前だろ?という感じなのだが、彼はまるで富士山麓の天然水で作った微炭酸の清涼飲料水のようで爽やかさと清らかさは様々な愚念を溶かしてくれるようだった。
大げさかもしれないけどコロンブスがアメリカ大陸を初めて発見した時も人類が月に一歩を踏み入れた時もこんな気持ちだったのだろうか...
見た事のない真っ白さに憧れてしまう気持ちは憎くもあった。

私は彼のその笑顔になんとなくだけど救われたし、ちょっと信じたいなと思った。同時に浮所くんを見ると心が痛んだ。何故だろう。

嫌だなぁ、六本木の夏はいつも私をおかしくする




お察しかもしれませんが1年前の夏(Mr.King vs Mr.Prince活動期)の燃え尽き症候群を経てもうこれ以上ってないんじゃないかなっていう私の中のエベレスト山頂に成功してしまったがためにしばらくジャニオタ鬱期が続いてました。

フェードアウトしていく現実を目の当たりにした。神宮寺が夏の終わりに言った『またすぐ会えるから』

6人には会えなかった

これから何をしようか
何も思いつかなかった。
誰を恨む訳でもなく猛烈に嘆きたかった。

私は現場で使うはずだった資金を腹いせのように引越し資金に充てたり到底必要のない大きさのTVを購入したりし気を紛らわせた。私にとっては大きすぎる50インチのテレビで東京ドームでサマステを歌う6人を再び見た。家の外にできるだけ出たくないインドアでコミュ障な私をエベレストに登頂させるだけの魅力と輝きと若さと可愛いさと実力とこの地球上にある全ての宝石の光を凝縮したような眩しさだった。いやもう会えないと分かってしまったからいっそう輝いてみえるだけのかもしれない。ブルーレイのデスク1枚分に収まってしまった夏は愛おしさと思った通りにならない無力さに溢れていて猫のようにどっかへ消えてしまった。けれど明日の朝になったらまた何食わぬ顔で『ニャ』と短く鳴いてモンプチをねだりに戻ってきそうだった。


ジャニオタ活動は自分を主語にするか自担を主語にするかで意味が反転してしまうとこの時思い知った。
私は自分を主語にし過ぎていたのだ。
どんな境遇でもしなやかに現実を受け入れ実力を付け誰からも好かれ誰をも幸せにして前に進んでる彼がいるのに括りの呪縛が解けずにウダウダ狭い世界で文句ばかり言っている私は実に愚かだったんだと思う。



ブラックホールに吸い寄せられるようまた今年の夏も六本木にいた。ほんとうに困ったババアだ。


7/21
初めてみる浮所くんはヘラヘラしてるなぁ...としぬほど可愛いけど入所したばかりみたいだし突然推されて”何も考えてなさそうだなぁ”と勝手に決めつけてました。7月なのにまだ肌寒い六本木は相変わらず煌びやかだけど内に熱さを隠していて何か起こる気がした。いや何か起きてほしいと願った。言葉に出来ないなんかわくわくするやつが食べたい。




8/10


なんか大きくなってた(気がした)


何かとお名前を出してもらえる...すごい...持ってる




8/19
10日ぶりに見る彼はバク転が出来るようになっていました。

初めて会得したバク転をどれだけの人が見たのだろう。浮所くんのバク転初披露はもしかしたら盛大ではなかったのかもしれない。だけど入所したてだけれど14歳なりに考え、忙殺の中練習し、披露したのかと思うと胸が詰まった。何も考えずにヘラヘラステージに立っている訳じゃない。ちゃんと戦ってるんだ。後日談だが雑誌に”トランポリンで練習してたらバク転出来るようになったよ☆”みたいに割とライトな感じで語っていて笑った。努力を楽しめる所も怖いもの知らずな所もなんだか紫耀くんに似ているなと思った。


過剰なファンサはしないそんなJr.もいると思う。浮所くんはある程度誰にでも物凄いする。ほんっとヤバイくらいに。

ダンスもローラーもみんなよりまだまだできない、じゃあ今自分に出来る事って何?って彼なりに考えた結果なんだと思う。正直今までもらったどんなファンサービスよりも心を貰った。それ自体が嬉しいというよりこの子は論理的な考えをする子なんだなって何となく感じれたのが嬉しかった。

夏の始まりの自問自答に今なら答えられる気がした。

多幸感極まるとやたら空の写真撮りたがるババア




8/24
久しぶりに美容院に行けたのだろう。短く切り揃えられた髪は年相応さを増していた。もう彼は完全にスーパーアイドルだった。いやきっと違う、私がアイドルとして見はじめたんだ

脳の奥でどきどきわくわくの伝達物質がドバドバ流れている音がするようで頭が熱かった。

ダンスが上手くてカッコいいお兄さん達に褒められて嬉しくなっている私は恋に落ちていたんだと思う。




いやまて、これは一時の感情かもしれない自担が14歳?やばくね?!前科1犯じゃね...
20歳の自担でも割と社会から逸脱してる感あったのにさすがにそんなはずはないと踏み留まりました。しかしそれは逆効果でした。寄せる波よりも引く波は強く足元がぐらついて立ってられない。でも引っ張られる事が心地よくて誘惑と罪悪感が寄せては引いていく...懐かしい感情だった。今20歳になった誰にでも好かれる彼を1番に応援したいと思った時とあの同じ感情でした。懐かしいと思えると自覚した私はきっと担降りというものをしたのであろう。

一時の感情かもしれない?関係ない。



浮所飛貴くんが私にとって最高のスーパーアイドルになると確信したから。

月島 紗南

少年たち 日生劇場

日生劇場の真っ赤なじゅうたんが銃弾に倒れた彼の血の海に見えてきて私は卒倒しそうになった

(ふだんあえて大切なことを考えないようにする癖がついているせいか少年たちの話の本題かつ主題については永遠に上手く話せる気がしないし、いくら考えても私が期待するところとは別の箱の中にあるのでここではあえて割愛する)


f:id:mooniland:20150930193730j:plain

私が伝えたいし一生忘れたくない景色、
松村北斗日生劇場の床でターンするときにふいに聞こえるキュッキュッっていう音、三半規管を緩やかに震わせるようないつまでも耳に残る足音。
雨に濡れた犬を抱き上げた時のようなくうっと上がった口角、夜の湖に反射した月明かりのような照明に強く照らされ憂いを帯びた真っ黒な瞳。その瞳からこぼれ落ちたいかにも熱を持っていそうな熱いキラキラのしずくたちは永遠に手に出来ない夜景のようだった。

日生劇場にはいるとむわっと漂うあの匂い、裏通りの古びた骨董品屋さんのようだ。人々が積み重ねてきた念が回遊するかのようなあの螺旋階段。一瞬の中に詰め込まれた空気はただただ私にとって松村北斗の新世界の1時間目授業のようだった。そこに存在するすべてを確認し頭に焼き付けよう、忘れまいと必死だった。拾いあげ綺麗なお気に入りの箱の中に入れて鍵をかけたかった。

劇中の中盤に歌われるSixTONESのオリジナル曲”この星のHIKARI”という曲がある。
この曲はほっくんが真ん中で歌い、踊っているわけではないがそういうしょうもない嫉妬や悲壮感はここにはない。舞台上で踊り歌っている姿を見ていると心の奥から透き通った炭酸水が湧いてきて彼らや私たちを取り巻くいざこざや悲しみや汚れが洗われ流れていくような心地よさだった。SixTONESっていう存在を心の隅から隅まで画鋲でピシッと貼られていく音が聞こえるくらいに妙に説得力がある曲だった。

舞台にしては短い公演が終わり外にでると、あの独特な空気に満たされていた。あのお堀の水分と日比谷公園の緑と人が作ったビルやコンクリートが混ざり合う濃い空気だ。
この街はいつだって遭難できる。危うく命を落としそうになりそうな不思議な高揚感がある。

夜景のように届かなく遠くに繰り広げられる彼らと遭難しそうな日比谷の空気の危うさとがぴったりハマっていて素敵な夜だった。

ガムシャラサマーステーション 夏の終着駅

狂おしいほど暑くて言葉に出来ないくらいキラキラな誰も見たことのないような六本木の夏が終わりました。

私が積極的に応援する岸優太くんはこの夏、六本木ヒルズ夏祭りサマーステーションの応援サポーターとして...チーム武として...ジャニーズJr.のバックダンサーとして...大忙しでした。それはきっと大忙しっ!とかいう可愛いもんではなく『死因:六本木』 くらいの殺人的なものであっただろうと勝手に推測する。けどきしくんはどんなに忙しくても夏の六本木のネオンの明るさにすら負けてなかった。掴もうとする程に消えていくまばゆく儚いキラキラは最後の一瞬まで消える事はなかった。

彼らが放った星のかけらを集める事しかできないけれど、今やらないと煌きは消えてゆくと思い自分なりにまとめてみたいと思います。(※岸優太くんと松村北斗くんを中心に見ていたので偏った捉え方になっているかもしれません)

◾︎チーム武(いわちー武)

 ”フリースタイルダンス”

f:id:mooniland:20150821010751j:plain

岩橋くん率いるチーム武はパフォーマンスバトルを制し優勝しました。

きしくんは練習中、スラムダンクで山王戦に挑む桜木花道の名言『優勝すんだろ?(31巻より)』と鬼気迫る表情で放っていましたが、本当に優勝してしまいました。(きしくんが世代的にスラムダンクを読んでいたとは思えない...)

f:id:mooniland:20150821040353j:plain
f:id:mooniland:20150821040538j:plain

スラムダンク大好き芸人の私はこの男もしかして桜木花道の生まれ変わりなのではとチーム武(去年は最下位)の救世主に期待をしました。

意外だったのはテレ朝はきしくんにとってのこの夏のメインイベントになるに違いないと思っていたバク転をあっさりとパフォーマンスバトル前に放送しました。


⚫︎7/24 VS公演 チーム武初日 1部

きしくんはバク転はもちろん、バク宙を披露しました。私は息を飲みました。きしくんの目は本当にうさぎの皮を被った猛獣のようでした。SHOCKの時のジャパネスクの表情のようなそれともまた少し違ったようなとにかく見た事がない表情。

チーム武は最高の滑り出しでした。連勝を重ね向かうところ敵なしとはこの事でした。

この男はジャニーズ向いているわ

きしくんを壮大すぎてあえてそんな簡潔な一言ですませたくなるくらいに彼は元気でした(本当は色々あるのかもしれないけど私の目には元気に映ったから超プロ)

桜木花道の名言(スラムダンク名言しかない...)『俺は今なんだよ!』を思いだした。

岸優太は今なんだよ!

そしてチーム武は決勝に進出しました


チーム武はもしかするのずーっと一緒にいるような超仲良しのチームではないように思う。
けれどもそれぞれが役割を把握して完成されたチームだった。技術で引っ張るれんくん、颯くん、りんねちゃんは歳上2人をいつも立ててくれ、教えてくれた。チーム武の勝因はそんな3人の力が大きいと思う。後半戦ピリついた空気の中、颯くんの『明るくいきましょう〜!!』は最高だったし、りんねちゃんの『今だけはりんねの事見てくださぁぁ〜い!』は今だけという謙虚さと”一人称りんね”の特異な普遍さとアクロバットの軽やかさのギャップに誰もがりんねちゃんの虜になり会場がひとつになった。決勝の大技はれんくん頼みな所が多かった。けれど小さな彼はチームの要となり大技を必ず決めてくれたし何より可愛かった。大きいお兄ちゃん(主に樹/慎太郎/北斗)にうざ絡みされる蓮音くんいつか身長越して見下してやれ笑
きしくんは一見”なんとかなるべ”根性論に任せてると思いきや、努力を怠らないだからといって変な気負いを本番では一切見せない 短い間でこんなに成長するんだってこの夏ハムスターでも育ててる気分にさせてくれました。
そしてリーダー岩橋くん、やっぱりチーム武はこの人です。決勝に進めなかったチーム覇者の分も武が頑張ると言った彼は色んな意味で強かったです。彼はいつも賛否両論のど真ん中を駆け抜ける人生だなぁと思います。優勝は去年最下位からのシンデレラストーリーでもあった、いわちのシンデレラは才能であり武器だった。彼の決して曲がる事のない芯にしがみついていればどんな高みにでもいける気がした。
可愛くて媚びない強い女みたいなチームだった。おめでとう。

f:id:mooniland:20150821030240j:plain
f:id:mooniland:20150821030222j:plain
醒めない夢をありがとう



◾︎チーム羅 ”ダブルダッチ

f:id:mooniland:20150821010826j:plain

この夏、もう1チーム目が離せなくなるようなチームがいた。”チーム羅”
初めてこのチームを見た時ヤバイと思った。もうよくわかんないけどなんかヤバイ。一生この人とは話す事すらないと思っていたクラスメイトとくじの班分けで修学旅行同じ班になってしまった!どうしよう!しかもブラジルからの陽気な留学生もいる!と...
7/27初めて羅のパフォーマンスを見た時、申し訳ないが半分も完成していないように思えた。
ダブルダッチの事はよく分からないが縄が回せるのがほっくんと慎太郎しかいないのかもしれない。カウれあタブルスはカットなのか入れなかったのか...そもそももう少し技の難度を下げる事は出来ないのか...こんな事を感じた。失礼に値するかもしれないが(おい!しっかりしてくれよおおお!)と野球場だったら野次ってたと思う。
しかしリーダーの松村北斗くんはどうって事ないって顔をして澄んだ瞳をしていた。

ああダントツ最下位でも連敗しても諦めてなんていないんだな今出来る事をやるだけなんだなと少し先を見据えた彼らがいました。

8/7

後半羅の公演を見に行った時見違えるパフォーマンスを披露した羅の5人がいました。技の難度下げたほうがいいなんて一瞬でも思った自分が恥ずかしくなるくらいに楽しそうな5人でした。1度底みて振り切って這い上がる姿はまさにあの人の生き様のようで私は放っておく事が出来なかった。あの日”ああ素敵だなこの人”って初めて感じた時の事を思いだしていました。

8/14

わたしは行く事が出来なかったけれど我羅ともにノーミスのパフォーマンスでみんな大号泣だったと聞いて、さぞかし素敵なパフォーマンスだったんだろうと想像したら込み上げてくるものがあった。いつもおすましな女優ほっくんの泣き顔見たかったな!!

見事決勝進出。優勝は出来なかったけれど0から100へと持っていき方、決して諦めなかったチームとしての一体感は夏の魔法みたいだったし、クラスで一言も喋った事のないようなチームにはいつの間にか素敵な絆が生まれていました。(れあたん女子マネ力MAX輪ゴムミサンガには参りました)

ここまで導いたリーダーほっくんには信頼しかなかったです。ほっくんの元で今気持ち切れてたやついた!💢って言われながら働きたい!笑 

f:id:mooniland:20150821035416j:plain

チーム羅ありがとう


我武者羅覇のメンバー25人、聡くん、マリちゃん、さなじいこと真田くん、バックのジャニーズJr(中村浩大くんおばさんはあなたをいつも見てましたよ!)、EXシアターのスタッフさん(いや本当にまじでおつかれさまです)、オタクという同士達(会ってくれた方本当に嬉しかったです)、私を六本木まで運んでくれた大江戸線(代々木で乗り換えた方が便利でお馴染み)、よく行った六本木の謎の居酒屋(冷やしトマトとアボカドとコーラしか頼まない積めないカス客でごめん)、すべてに感謝したいです。ありがとう。
ほっくん最後まで美しかった。
そしてきしくん金メダルです。もちろん私の最優秀殊勲選手です。

いつまでもいつまでも2015年夏を忘れない!!


月島紗南



Mr.King vs Mr.Prince


六本木の熱気が生んだ蜃気楼みたいだった
f:id:mooniland:20150730213740j:plain



◾︎
7/6月曜日早朝4時
大雨の河口湖にいた 
体感温度は10℃くらいだろうか
7月の湖畔で私は寒さで震えている

本当に去年のようなあの熱い夏が来るのだろうか

雨音は増し東野圭吾の小説、レイクサイドに思いを馳せながら今にも猟奇的殺人事件でもおきそうな河口湖の湖面に容赦なく強く打ち付ける雨粒にあの人を思い出す...
f:id:mooniland:20150729135216j:plain

◾︎

私の心配をよそに梅雨は開けた
2015年東京の夏は当然の如くぽかーんと口を開けてよだれを垂らしながらやってきた 
f:id:mooniland:20150730153741j:plain
ころころと変わりやすい天気はきしくんがころんころんとバク転を習得をしたせいだろうと都合よく解釈する

むしろ梅雨明けなんて気象庁のおっさんあたりが梅雨開けさせとく?いんじゃね?みたいなノリで決めてるのかもと想像すると私はどの場面でも所詮消費者のゴミクズにしか過ぎないんだと思い知らされる 

夏の始まりのねっとりとした湿気がゴミクズジャニオタな私をこの世から隔離したいかのように纏わりつく 何故だか湿気というベールを纏い風に吹かれているとちょっとだけ強くなれる気がした。



◾︎

一生彼は私の事なんて知る日はこない 喋る日もこないだろう 一緒にご飯を食べることもなければ 名前を呼ばれる事もない
それでも雑誌を買い、ジャニーズショップで写真を買い、ファンレターを出し、少年倶楽部にきしゆうたくんをたくさん見たいですと私では考えられないほど律儀にメールを送り、激戦のチケットをどうにかし手にしコンサートに足を運びミジンコのような大きさの彼を双眼鏡で覗くというある意味この世の中のコミュニケーションの中で1番意味がないともいえる方法で彼を応援している

意味のない消費は経済の一渦となり私を嘲笑う

やがて愛情の標的は形を変え、彼が写っている写真を片っ端から購入しジャニーズショップの黄色い袋をトートバックに隠し家路に急ぐ。彼の出演する公演のチケットを気が狂ったように増やしああ今日もまた散財してしまったと自己嫌悪になればなるほどツイッターできしくんの可愛さや天才さをつぶやく回数は増える。私は間違ってなんかないだってほらこんなにみんな同意してくれてるじゃないか
なんて惨めで惨めで惨めなんだろう。小説やドラマの世界なんかよりスリルのある最高の趣味じゃないか 歪んだ幼稚な愛情表現はスパイスとすらなってしまう 心地いいよ。離れなくないよきしくん、少しだけそばにいさせてよ。


◾︎

私が1番好きなアイドルジャニーズJr.の岸優太くんは”Mr.King vs Mr.Princeというジャニー喜多川氏が15秒で考えたという何とも嘘くさいエピソードを携えトンチキユニット名を背負う一員、且つテレ朝夏祭りサマーステーションの公式サポーターとして連日TVに出まくっていた。


正直六本木のど真ん中に自担の特大タペストリーを掲げられても六本木駅に60枚のキンプリポスター攻撃されても、年に1回、球界選りすぐりのスター選手のみが出場する伝統のオールスターでの試合前のパフォーマンスを見てもいまいちピンと来ない私がいた。
きっと明日不慮の事故で死んだとしても死んだ事に気付かないで生き霊になるくらいに現実を受け入れるブレーカーが完全に落ちてしまっているようだ

Mr.King vs Mr.Princeを上手く言葉にできないままただ夏が過ぎていく。私の向こうにはテレビ朝日にでかでかと掲げられた自担が微笑んでいた
f:id:mooniland:20150730153315j:plain
毛利庭園から見る巨大広告
きしくんが籠城に人質にとられた姫に見えてきてしまった私はあまりにひねくれていた  きっとキンプリは六本木の猛暑が作り出した蜃気楼のひと夏の幻なんだろうか。


TVにいっぱい出てるとか出てないとかポスターの数とか広告の大きさともう正直どうでもよかった きっと本質はそこではない

彼はきっとしなやかに時に涙を流しながら時には喜びながら不条理な現実を受けいれてここまできたのだろうか  彼がその辿った道に、その表情に、彼の仲間に、喜び泣き笑い私は自分でいられた。

だから胡散くさいユニット名も不条理な現実も受け入れたい。

懐古したっていいと思う。だってそれは今のきしくんの血と骨だから。でもまずは今の彼の空気に触れている汗ばんだ肌を2015年の夏の彼を最初に見てあげたい、見たいと思えるようになった。

今日まで辿ってきた道に首を縦にし過去と現在を讃え正しいと世界の片隅からほんの少しだけ叫びたい。


◾︎

7/21
EXシアター六本木に向かう
この日も7/18から始まった六本木ヒルズ夏祭りガムシャラサマーステーションの特別公演(Mr.King vs Mr.Prince)の公演が行われる。
パフォーマンスバトルのVS公演を含めれば1ヶ月の間に約70公演連日行われる事になる。
頭に安い造花を付け自担の名前が入ったハートのサングラスをかけたブラックダイヤのようなドギツイ目をしたジャニオタが夏の間中気取った六本木の景観を壊すに違いないと思うとなぜだか遠足の前日のようなワクワクが止まらなくてテンションがブチ上がる。

午前10:50
負けた。
ペンライト争奪戦という戦いに負けた。私はテレビ朝日一階アトリウムに立ち尽くしていた。
ペンライトは完売だという。諦めきらない私は必死に相棒テラス内を捜索してみるがペンライトはあるわけはなかった右京さんサンキュー。
11時から公演が始まるがはたして間に合うのだろうか。
少し慌てて来た道を戻ろうとするもアトリウム内の一方通行が私を拒む 私のきしくんへの一方通行の間違った愛情表現みたいだった。

六本木ヒルズは迷宮だった。幾度も来ているはずなのにいつも思った方向に出れない。
さすが優太姫を籠城している要塞だ。抜かりない。

10時54分
ようやくヒミツアイテムエレベーターを発見し要塞を抜け出した私は66プラザのドラちゃん達におはようございますのご挨拶をしながら小走りで駆け抜ける。 ドラちゃん達は私を決して馬鹿にしなかった。ありがとう優太のもとに行ってくるよと心の中で最敬礼をする。
うだるような日差しにすっかりホットドリンクになったポカリスエットを口にし生きてるわぁと小声で呟きお気に入りのダッフィさんのタオルで汗を拭きながらポカリの新CMを気取ってみる。

10時57分
焦りつつも電光掲示板を撮ろうとするが撮った瞬間にイカれる掲示板 連日の仕事でのハードワークとペンラ難民と災難続きで電光掲示板にも嫌われメンタルはボロボロだった。
f:id:mooniland:20150730160028j:plain

バルコニーという何とも優雅な響きの席におそらく招かざる客の汗まみれの薄汚れた私は席に着く。

ー開演

彼ら6人が登るにはあまりに低く小さく感じるEXシアターのステージがそこにはあった。
バルコニーは王様と王子が民衆を見下すにはピッタリであった 。
優太はディズニー映画の王子さまのような顔をしていた。

私は何故きしくんの事をこんなに好きなのかいつも上手く表現できない。好きな所は星の数だけあるはずなのに

短く切りそろえた髪に、桃のような可愛いらしい顔立ち、その柔らかく繊細な桃を自ら外敵から守るように付いたほどよい筋肉。優太という名前。優しい男の子はたくさんの民衆から歓声を受けメンバーからはいつものようにいじられ誰からも愛されていた。

少しわかった、私はきっときしくんになりたいんだ。

6人は銀河系を何億光年も前から優雅に漂う惑星たちみたいだと思った。EXシアターが窮屈すぎて今にも宇宙に飛び出しそうな惑星達。
月 火星 水星 木星 金星 土星....
おのおのの距離を保ちながら決して交わらない 唯一太陽の周りを回らない月は岩橋玄樹みたいだと思った。
岩橋と平野がステージ上で絡むと銀河系のルールを破ったようないけない凄いパワーが働いて今にもビックバンが起きそうだった。
私がもしiPhoneだったら強制終了を繰り返し今頃Appleストアで修理されていたと思う。人間で本当によかった。

ジャニーさんがKingとPrinceの間に&ではなくvsを付けたのがこの公演を観て少しだけ分かった気がした。vsがいてくれるおかげで絶妙なバランスを保っていた。

バルコニーから民衆、時に壁に、時に空気にファンサを繰り返すきしくんは、一通りファンサを終えると満足したのか、私の事など当然目にもくれず、ご飯をもらった後の子猫のようにプイっとどっかに行ってしまった

子猫を追いかけるかのように私は8月のチケットを握りしめていた。



月島紗南







EX婆が勝手に伝えたいサマステの楽しみ方

今年もサマステ(2014年ガムシャラSexy夏祭り→2015年ガムシャラサマーステーション→2016サマステジャニーズキング.... もうなんでもいいわ...)が始まりますね

( 2017年「~君たちが~KING'S TREASURE」ついにタイトルから夏っぽさが消えた...)
 
なにを隠そう私はEXシアターが結構好きです(正直音響さん仕事してる?ってくらい音は最悪ですが、幕が上がる時のテンション上がり具合が最高です)あと幕がしわくちゃなのでアイロンかけたいんだよ!マジで!
 
◾︎EXシアターについて
 
行かれた事もある方は分かると思うのですがEXシアターはとても特殊な作りをしているライブハウスです。
f:id:mooniland:20150703205155j:plain
 
まずステージは地下3階にあります。アリーナ席(スタンディング)も地下3階にあります。
アリーナの後ろに指定バルコニー席(地下2階)があります(見学組がよくいるところです)そしてバルコニーの真上にスタンド指定席(地下1階)があります。
 
まず入場時は指定でもスタンディングでも外階段から2階に上がります。
 
f:id:mooniland:20150703212043j:plain
f:id:mooniland:20160614231823j:image
↑階段これ
 
で2階のお庭みたいなとこ
f:id:mooniland:20150703212130j:plain
f:id:mooniland:20150703212326j:plain
 
↑なんか春には桜とか咲いてたりします
喫煙所もあります!
f:id:mooniland:20160614222608j:image
↑去年(2015年)はかき氷も売ってました!しかもシロップかけ放題!食べる気満々だったのですが人間は暑さの限界を越すとかき氷を食べたくなくなるという事を初めて知りました2015夏。今年は食べたい。
 
 
f:id:mooniland:20150703212458j:plain
↑ガムシャラカフェでジェシーと電話演技してたとこでもあるよ
 
◾︎グッズ
グッズは去年はEX2階ロビーとテレ朝アトリウムで売ってました。2015年はペンライト争奪戦が熾烈で途中からテレ朝ではペンライト売らなくなったよね?ってか今年もグッズある?どうでもいいけどあのタンブラー1回も使ってない....
f:id:mooniland:20160614225535j:image
↑見に行く度にテレ朝の最果てに追い込まれていった闇深いグッズコーナー2015
 
 
◾︎スタンディング?指定席?
 
屋上庭園に100番まで代、100番代、200番台、、、というようにおおよそ100単位で整列させられます。指定席は並ぶ必要はないのですが早めに入場したい!って場合は後ろの方に指定席の人はここで待っててね〜みたいなスペースがあります地味に。
スタンディングは並んでるおたく同士で整番を確認しながら番号順に並びます※ここでコミュ症発揮して周りの人に話しかけないとせっかくの番号があんまり意味なくなる可能性あります笑 整列担当のお兄さんが死ぬほどイライラしながら1番1番(特に早番は)読み上げていきます。意外と聞こえ辛いのでボーッとしてると番号意味なくなったりします(わたしか)
遅番になるにつれ並ばせ方はかなり雑になってきます笑 もはや”1200番以降”とざっくりひと括りにされたりします。あっ指定席は500番くらいの入場が終わった後くらいに入れますよ、確か!
入場時はエスカレーター使わせてもらえませんので階段で下ります笑
避難訓練みたいに皆でアリの列みたいに一直線へB3階へ向かいます。
 
押さない駆けない喋らない(多分喋ってもいい)
 
B3に着くと下手の入り口と上手の入り口があるので好きな方へGOです。
一通り2階からの入場が終わると正面玄関の1階から入場できるようになります!
f:id:mooniland:20150703212859j:plain
↑ここにお花とかあります
 
1階の正面玄関が解放されるともはやスタンディングの整理番号の意味はないので遅刻厳禁です(ハイ遅刻しました)
 
 
2階の屋上庭園は野ざらしで日陰もないので夏暑くて冬は死ぬほど寒いです。耐えるしかないです。
耐えぬいてもうすぐ空調が効いた空間に入れるう!っと気を抜いた瞬間に入口付近にあるでっかい扇風機みたいなのに髪型崩されるので注意...
飲み物は我慢せず持っていった方がいいと思われます。夏は飲まないと多分死にます。あとスタンディングの場合は途中でトイレ行くとおそらく前の持ち場には戻れないのでがぶ飲みは危険かと思われます...飲まないでも死ぬし飲んでも死ぬ...つら
荷物は前の方だとロッカーに預けた方がいいですキャリーとか絞殺刑かと思われます。後ろだと足元においてるひとが多かったなぁ。外のロッカーはすぐいっぱいになるので駅かヒルズのロッカーをオススメします。
 
 
◾︎座席の見え方
 
指定は上から見下ろす形になり距離はありますが死角がなく非常に見やすいです。
f:id:mooniland:20150703220450j:plain
特に花道があれば遠さもあまり感じないかと思われます。会場前はやめに入ってロビーでジュース飲んだりうだうだ双眼鏡のピントあわせたりトイレ行ったり瞑想したりできるのでまったりゆっくりみたいなら指定席は最高です。
 
(2015年は念願のバルコニー童貞を捨てれました!バルコ登場の時に自担が真正面から迫りくる感じが動物園っぽく何とも言えず楽しいです)
 
スタンディングは500番くらいまでだったらわりかし近さはあると思います。
私はスタンディングだと壁をキープして寄りかかって見るのが好きですババアなので!2015年3月のガムパのセトリが最高過ぎて拳かかげまくってたら(迷惑をかけない範囲で)ふと真後ろを振り向くと見学じぐいわがチベットキタキツネみたいな顔でステージを見つめていたときは寿命が3時間縮みました。
スタンディングは正直3列目くらいか柵最前または身長が190cmくらいないと足元までを見るのは不可能かと思われる。でもスタンディング結構楽しいです。ライブハウスだから。
 
2015年から突然一部天井から水が降ってくるという誰も得をしない仕様になっておりオタクが全員迷惑そうな顔をしておりそれを見つめるメンバーというシュールな絵が生み出されてました。しかしグッズのタオルが売れるという運営へのメリットはあるのだろうか。
(2016年は天井から水降ってこなかった気が...もはや2016年の記憶飛んでる...水降って来ないからって気抜いてるとメンバーが水鉄砲を撃ってくるのでどうやら夏のEXシアターと水は切り離せないみたいです...自分の身は自分で守ろう!災害かよ)
 
f:id:mooniland:20150703215003j:plain
ステージからはこんな風に見えてるらしい図
 
 
 
 
突如六本木のど真ん中に現れたEXシアター...変な作りだなぁとずーっと疑問に思って調べてみたらここはもと天然温泉が湧き出るスパだったんですね
f:id:mooniland:20150703213344j:plain
f:id:mooniland:20150703213355j:plain
...現在も過去も都会のオアシスには変わりないんだなぁ..
(松濤の爆発事故があったスパの系列だった為閉店されたみたいですね)
 
 
また夏がはじまる
 
 f:id:mooniland:20160614230504j:image
 
 
 
※ステージの見え方などは個人の所感になります。
 

5/1ジャニーズ銀座!SixTONES!

世の中思ったようになんていかない

 
そんな現実を忘れてさせてくれるはずのアイドルがある意味1番現実を知らしめる存在になってしまったのはいつからだっただろう。
それはきっと私がアイドルの服用方法と服用量を誤ってしまっているだけなんだろう
 
ー気づいてはいたけど気づいたらこの恋は終わってしまう
 
 
 
◾︎
 
アイドルには雑誌栄えするアイドル、TV栄えするアイドル、生で観る事に意味があるアイドル、様々いると思う。松村北斗くん(通称ほっくん)はその中でも生で観る事に意味があるアイドルだと思う。鬱蒼と繁るむせ返りそうな6月の深い森から12月の無数の星のまたたく銀河へと旅に連れていってくれるアイドルそれが松村北斗
 
この深みはきっと彼の人生なのだろうか
 
新規だしこういうのも前を向く彼やファンの方に失礼に値するかもしれない。
 
語弊があったら申し訳ないが
私はB.I.shadowでふまけんのデビューを見送った時のほっくんの気持ちを真空パックにして時空を超えて今、手にしたかった。どんな気持ちだったのかは察するしかないし、もしかしたら既に考えるに値しない事なのかもしれない。
しかし去年の音楽の日という生番組でSexyZoneのバックでいちジャニーズJr.として誰よりシャカリキに男nevergiveupを踊るほっくんに目を奪われた。
ここまで来るのにどれだけの苦悩があったのだろうか。それは日常に溶けてしまう程度の苦悩かもしれないし、夜も眠れないような思いだったのだろうか。
 
その味は君しか知らない。
 
翳りこそが美しく深く胸を締めつける。
好きだ。
 
「仲良い後輩はいない」少クラでの「ジャニーズでプライベートで会うのは紫耀だけ」
中二病ベテランか。とんがってるジャニーズ最高だ。そのとんがりコーンの尖った先の部分を思いっきり噛み砕いてやりたい。だがほっくんはきっとお家でとんがりコーンを食べる時は一旦全ての指にとんがりコーンをはめてから食べるだろう。そういう可愛らしさだってきっと持ち合わせているんだ。
 
f:id:mooniland:20150506155800j:plain
 
◾︎
 
当然のように日比谷に向かう。好きという気持ちを拗らせてしまったオタクという文化の熱量に溢れている街だ。
地下鉄A5出口を上がると外の世界は光と影に分かれ木々がちらちらと揺れ目を刺す光が眩しかった。スターバックス日比谷シャンテもすべてセピア色の亡霊に見えた。亡霊を心のペンライトでなぎ倒しながらクリエへ向かう。
 
◾︎開演
 
こう思った方ももしかしたらいるかもしれない。1曲目から様子がおかしいのだ。特にジェシーと慎太郎。何か会場の様子を仕切りに気にしているようだったしジェシーは元気がないように思えた。
 
ダブルダッチは失敗しすぎてレッドブル投げつけたかった
 
今考えるとそりゃそうだ
この後重大な発表を控えていた。

sixtones

偶然グループ名発表の場に居合わせてしまった。その時の反応はまぁ!すごかった!泣いてる方も沢山いたしオタ同士で抱き合ったりどよめきは低い音で轟き心地よい重低音として子宮に響いて突き刺さった。

メンバーはその様子をまじまじと見渡しながら嬉しさを隠していたように見えた。ほっくんはこの光景を心に刻んでいたように見えた。現実の到達点がここにあるのならば、それをしなやかに受け入れる彼らは強かった。

オタクにちょっと落ち着こう?!?だまって?となだめるほっくんが騒がしい女生徒を注意し奮闘する新米高校教師に見えて来てただ興奮した。

さっ時間ないからゲームコーナー行くよ〜とさくっとゲームコーナーに入った。

げげげゲームコーナー?!

クリエ自体がディ⚫︎ニーランドを越えるアミューズメントゲームセンターであるから、私の中では全編ゲームコーナーだわと心の中でマジレスコーナーを行う。

f:id:mooniland:20150506150823j:plain
自分のことを♡ほっ♡きゅ♡ん♡と呼ぶほっくんと森
                  本
 
 
◾︎ほっくんソロ
Love meee
パンツ丸見えで踊るほっくんを虫取り網で捕獲し保護し一生美味しいものを与えて育てたかった。お腹見せてくれてありがとうね。でもずっとエロい曲やってたらお腹冷えちゃうよちょっと心配だよ...と同時に心に”俺はJr.のエロ担当”という消えない刺青を掘ってる松村北斗を貴びたかった。
 
触れ合いコーナーとかいうなんだ?その動物園のようなオタクを馬鹿にしたネーミングは?!と感じるコーナーがいざこの会場に来てみるとモルモット扱いが非常に心地よかった。彼らは600匹のモルモットと触れ合わなければいけない使命があるのだ。...ゴム手袋を渡そうか??
12列のお立ち台は直径50cmくらいの本当に真四角のただの黒いBOXだ。もう多分東急ハンズの3階に売ってる。これをお立ち台に来る曲の前にスタッフさんが通路にザザザザッと手押しで持ってくる。この光景のシュールさとワクワク感で心が情緒を失いそうになる。
私の近くにもほっくんは来た。だんだんとこちらに近づいてくる姿は「松村北斗 (監督 脚本 主演 演出 主題歌:松村北斗)」という映画を8ミリフィルムでスローモーションを見ているようだった。目の前のほっくんの伸びかけた真っ黒の前髪越しに見えたのは澄んだ少女の瞳だった。ところてんみたいにちゅるっとしてる質感が手に取るように伝わってきて...なんていうか...手のひらラビリンス!ってこの事か....と思いました。
 

どうやら8ミリ映画の出演者の中には私はいなかったよう...いやいなくていい!

◾︎

当たり前だけど当たり前じゃない6人がそこにはいた。
 
いつになるかなんて分からないけど6人はデビューすると思う。手放しで喜んでいる訳ではなく色々な現実を受け入れた顔をしていたように思う。春に芽生え夏になれば木々は緑になり秋に熟れ冬になれば散り果てる。その繰り返しを何回でも6人で超える覚悟が見えた気がした。
 
 
6つの色違いのマカロンは目の前でsixtonesとロゴが描かれたキラキラの箱に梱包され出荷されていった。
何かつらい事があったらこのキラキラの箱の事を思い出せばいい アイドルの用法用量を守らせてくれそうなこの箱の事を愛し始めたかった。いますぐにでも。
 
 
しかし365日心の中を照らしてくれたチカチカ煩く...時に優しく...点灯する灯台を無視することは今の私にはできない
 
 
5/1この日の月は物憂げに黄金色に下界を照らしていた。空気が澄んで綺麗な夜だった。
f:id:mooniland:20150506120414j:plain
いつも以上に冴えた夜空にいつでも非情な現実に対して強くしなやかな彼らを羨ましく思った。
 
 

3/26 横アリ sexy power3

Sexy Zoneの事を考える度言いようのない不安感に襲われるようになってからどれくらいたったんだろう

きっと自身既にSexyZoneのターゲット年齢層から外れているんだろうと考えると楽に何でも楽しめる気すらしてきた

開演前友人と新横浜のフルーツパーラーに行く 
f:id:mooniland:20150402154258j:plainf:id:mooniland:20150402154324j:plain
”フルーツパーラー”という甘美な響きは”岸 優太”という銀河に広がる満点の星空のイメージに限りなく近い。希望しかない単語を聞くだけで無条件で心が煌めく。

いま思えば気持ちの最高潮はここだったのかもしれない。

フルーツサンドを頬張りながらSHOCKが〜クリエが〜ガムシャラが〜とぺちゃくちゃ永遠に喋りつづけるジャニオタ

いちごキウイマンゴーパイン...美しく均等にカットされ生クリームに包まれたサンドイッチにSexyZoneを重ねてしまう 
生クリームは誰だろう?
....いない...?
答えは出なかった。
マスクメロンパフェを食べながらなんかもう帰ってもいいかな中華街行きたい もうどうにでもなれ(※葬式コントラウマ)という気持ちと今日こそは素晴らしいコンサートになって後々に語り継がれる節目になるんだ!とそれでもどこか期待を抱いている

※葬式コン:2014年7月23日にさいたまスーパーアリーナで3部構成で行われたSexyZoneのコンサート。聡マリがジャニーズJr.と一緒に紹介されジャニーズJr.と共に捌けていくというトラウマをベースにリハーサルを殆ど行っていないのかジャニーズJr.達がほとんど振付を覚えておらずオタの方が踊れているという事態も併発。挙句さいたまスーパーアリーナで3公演行ったのはギネス記録!!とかいう超どうでもいいトピックスで無理矢理締め括られた胸糞コン。半ばヤケクソでみんな盛り上がった「ラブ!💢ケンティ!💢💢」は忘れられない夏の象徴となった(自身の見解に基づく)

横浜アリーナの会場に入るとメインステージには大きな切り株のようなステージセット上方には鬱蒼と生い茂る葉々 
どうやらこのコンセプチュアルな雰囲気はさいたま葬式コン(リハしてないだろなめんな)とは違うようだ...よかった

17:00 開演
メインステージでK&Q&J
セクサマ
いきなり外周の流れるプールに流れてくるJr.達

初っ端からがっつりJr.がいる 我が物顔でいる そこになんの遠慮もいらない
Jr.担の私がいうのもおかしな話しなのだがやっぱりそんなのはおかしいんだ。直ちにバックに付けお前らは。だがそこはファミリーという概念しかなくバックという概念はなかった 戸籍謄本持ってこい

なんというか肉を食べに行ったつもりが付け合わせのポテトがなんかうまくて肉よりポテトがうまいと話題の繁盛店....
....いや、もしやこれって私がJr.担だからJr.が全面に見えるだけ?トリックアート展?と混乱する。

メイン3人>>>2人>>>>セクファミという衣装格差を見てると、この格差を生み出す為に大人たちがわざわざ時間を割いて労働してるのかと思うと小気味よく笑えてきてバカバカしく思えてきた。もうどうでもいいから全員服脱げよ かかってこいよ(拳)


双眼鏡で平野紫耀を覗く 

ああこの人はきっとジャニーズに入る為に生まれてきたんだろう この狭くも広いジャニーズという異常な世界で生きていく もう覚悟を決めた勇ましい顔をしていた ...とちょっと油断してるとちょっとさみしそうな...猫のような...アリーナのお客さんに猫缶をおねだりしてるみたいな表情で外周を回っていた。
モンプチあげたい。
私のファインダー越しには彼の本心なんて霞んで読めない 一生読めなくていい。
f:id:mooniland:20150401113424j:plain

外周は仔猫たちわんこたち...血統書付きのペルシャ猫カピバラ、リス、アザラシ、キツネたちの格好の遊び場だった。
メインステージの切り株滑り台でキャッキャッ遊ぶどうぶつたちはSexy鬱を吹っ飛ばすくらいやっぱり文句なしで可愛いのだ。

演出に関してはSexyZone本人が決めている部分と大人達が決めている部分が両方あるのだろうか、私たちが見たいものと彼らの見せたいものの相違はひとまず棚に上げて今出来ることでお客さんの事を精一杯楽しませようとする力は凄いと感じた。それは頭が良く自分達に今出来る事を的確に把握しそれを発揮する1人1人の能力。ただそれは失敗を極端に恐れている優等生でもあった。

外周で遊ぶ仔猫達が可愛くてそれだけでもお金を払う価値は充分にあるとは思う。実際可愛いは正義だ。でもそれではずっと一生何にも変わらない。

ファンサだってそうだ。
コンサートは新規のファンを獲得する場所、舞台は既存のファンを沼に沈める場所、ファンサは必要だと思う。だけど私が私だってなんであの子だけ?そういう不必要な嫉妬が渦巻きすぎていると思う。女は男が思っている以上に自分が1番になりたいし選ばれたいのだ。

先日のガムシャラj'spartyで最前列のお客さんにメンバーが話掛けて絡みにいった時、
安井「そういうことしないの!うしろのお客さんが悲しいでしょ!」
と言った一幕があったらしい

状況を客観的に捉え誰をも嫌な一切気持ちにさせない扇動力に感動すら覚えた

安井きみはオタか?女か?!
彼はほんとにチーママだった。

皆がおのおの小さな欲望を抱えているそんな事が吹っ飛ぶくらいひとつの思いを胸にして盛り上がり次のステージへステップアップする。はやく次のコンサートに行きたい!その為に仕事や勉強ががんばれる!そんなコンサートが見たい。

状況は違えど今のSexyZoneにはたった一言でメンバーもファンも同じ方向に束ねてくれる人が必要だと思った。
その人が放つ言葉を大切なお守りにできるような人。

切り株に集うどうぶつ達による集会は終わらない snow&starsで紙吹雪を散らすジャニーズJr.達はこんぺいとうを振りまいているようだった きっとこれはどうぶつ達の国のおやつの時間の儀式なのだろう。自分のかおに張り付いたこんぺいとうをペッペッってする紫耀には無条件降伏した。
heyyou!でイチャコラする岩橋と紫耀を見ていると新しい春の訪れを感じた きっとこの森のどうぶつ達の世界にも諸事情がいろいろあるのだろう 。桜咲くから僕たちは恋をはじめよう(棒読み)  それにしてもこの2人が醸し出すDNAの力強さはなんなんだろう。

舞い降りてきたカラーテープにはハートが散りばめられていた。
どうやらこの中には何枚かに1枚四つ葉のクローバーが入っている物があるらしい...
.四つ葉のクローバー
メンバーからたった1人のファンに手渡される花束
そういうドキドキが欲しいじゃない事にはやく気付いてはくれないんだろうか。

20歳になった今伝えたい事が溢れだしそうで掌から溢れたものをみんなにおすそ分けしていた彼がいた。その歌はファンに向けたものではなかったが彼にしか出来ない演出と歌は2015/3/26の出来事として強く心の中に残った 彼ならその事にはやく気付いてくれるのかもとアザラシに期待したかった 縋りつきたかった。胃が痛い。さっき食べたフルーツサンドの生クリームの仕業だろうか。
 もしかしたらアザラシちゃんは森のどうぶつ達をまだ見ぬ広大な海へと扇動してくれるかもしれない。