ひみつのコウカン♡ダイアリー

強くて可愛い男の子

Jr.担がコロナ禍のジャニーズJr.について思う事

私が最近ジャニーズJr.をこの目で見たのは今年の1/27帝国劇場のジャニーズアイランドだった。

今思うとあの日は異常だった。舞台の上に立つ演者全員がジャニーさんを思いむせび泣いていた。


客席のお客さんもほぼ泣いていた。
舞台上と客席のその涙は同じ涙だったと思う。
所謂「舞台を見て感動して泣いている」「共感している」という「演者と客」「アイドルとファン」という間柄を超え、その場にいる誰もがジャニーさんがこの世から居なくなってしまった事を嘆き、戸惑い、悲しむ人間達だった。客席と舞台がフラットになった瞬間だった。




あれから信じられないような半年以上の時が経ち、世の中は本当にあっという間にフラットになってしまった。コロナウイルスはオフラインによる民衆の熱狂、賛美を拒絶し過度な才能、過度な贅沢、全てのブランド価値そういった秀でたものを全てリセットして淘汰していった。


コンサートはオンライン配信に切り替わり、夏になっても日常を取り戻せない状況に焦りすら消えマスクで塞がれた呼吸器は夏の暑さにのぼせ、諦めを感じはじめていた。クリエにもEXシアターにも行かない春と夏は私には存在しないはずだったのに。


そして始まったサマパラオンライン配信。
私は織山尚大(少年忍者)が担当なので忍者単独公演5公演を1500円で購入した。正直この価格は相場崩れに違いなかった。これは安すぎるのだ。金銭感覚どうこうではなく提供の付かないオンラインコンサートだと普通3000円〜4000円くらいが主流だったからだ。

正直少年忍者は配信泣かせなグループだったに違いない。カメラマンは22人の顔を覚えなければいけないし何故か4つのくくりに別れてるし給料4倍くれ!って感じだったと思う。多分そんなにステージでリハーサルも出来てないはずだった。

カメラは2公演目くらいから22人を的確に捉えており、お祭り忍者の22人を映すカメラはアリーナ目線ではなく1バル目線(たまに2バル目線)が加わっていた。(被って見えないのわかってくれた!誰担?)とシンパシーを感じ、織山尚大はデジわに対して渋々ハートを作って「これで満足か???」と逆ギレしながらドスドスしていて相変わらずだったし安嶋のバク転を捉える角度のディティールからカメラマンの本気を感じてしまい配信も捨てたもんじゃないじゃん!と意外と楽しんでいる自分がいた。



8/26にジャニーズJr.祭りが無料配信があるという。
Jr.祭りは2017年からJr.全体のコンサートとして毎年開催されてきたコンサートである。
正直2時間のコンサートがTVや提供なく無料配信される事はジャニーズ事務所以外にこの状況下で出来る事務所はごく稀なはずだった。
あのBTSだって4000円くらいするのに(ペンライト連動とかあるにしても)

人一倍肖像権に厳しくネットに顔写真が載せるのを頑なに禁止してたのに無料配信とはあの頃を思うともはやジャニーズ事務所は多重人格者としか思えなかった。

今年のジャニーズJr.祭りは
TravisJapan/HiHi/美少年(オンラインのオンラインで出てきたなんなの)/7MEN/クリエC/SP/少年忍者/19年組(18入所もいる?把握してない)
っていう出演者だったのだけど(時代は変わったなぁ)というプロババアの発言しか出来ないほどに

"何も思わなかった"

けどなぜだか嶺亜の顔色を伺ってしまう自分がいた。

そしてストとすのの何名かがサプライズで登場して(You出ちゃいなよの使い方の解釈違いよ...)とお茶の間のJr.担をザワつかせて終わっていった。

けれどこの"何も思わなかった"は実は称賛に値していた。

だって

(6年Jr.担をしていて飽きもせず現場に行って6年前はセクバ、バカレア組、トラジャ、すの、ちびという状況から関西から平野と永瀬がやってきて(これがターニングポイントだったのだけはわかる)なんかもうそれは書ききれないくらい色々な事があってなんかクラJとかJetsとか中3トリオとか天才geniusとかもう覚えてないくらい色んな括りが生まれては消滅して東京B少年が出来てなぜかSexy美少年になって気付いたら美少年になってておじいの勝手に振り回されてでもそれがなせか今となっては愛おしく感じてキングとプリンスがバラバラになってキングがJr.国を統治していたあの頃はもうデビューなんて概念ないんじゃないかっていう不気味なくらいにとてつもなくギラギラした閉塞感があってでもそれを打破して平野の声がきっかけでキンプリはデビューして、ラブは7ORDERになって、キャメロンとかもいたし(元気してる?)エミリオとゆうあんと空輝さんが辞めて(←織山尚大界隈の細かい描写)ジャニーさんが死んで、スト、すのがデビューして『結果キンプリもストもすのもめちゃくちゃ売れた(ている)』)

とかいうJr.担の細かい心情は特に気にしていなそうだったからだった。


でもそれが正解なのはだけはわかる。


だってJr.の事をまだ良く知らないスト担やすの担(未来のATM)はきっとアーカイブを見るしそしたらもしかしたら織山尚大のファンになってくれるかもしれないし俯瞰的に客観的に見たらめちゃくちゃいいじゃねぇかよ!???理にかなってるし「もっとも客単価の高いJr.担は8割が元はデビュー担なのです👓」みたいなデータ厨の社員すら飼ってそうである(知らんけど)

私がJr.担6年戦士(それはキモすぎる)じゃなくてなんも知らんかったら画面に映る男全員好きになりそうだしめちゃくちゃ楽しいと思う。

多分勝手にJr.担の描写を嶺亜に重ねてしまって私は嶺亜の顔を見ていた。なぜか今どう思ってるのか知りたかった。


ちょっと前の雑誌で中村嶺亜くん(様)が
「俺らジャニーズじゃなかったら何者でもなくなっちゃうから」

と発言していた。思わず雑誌を閉じてしまった。
仲間が去っていく背中やジャニーズJr.の酸いも甘いもを1番知っているであろうれあたんが発つその発言は小さいのに見かけによらず重い鉛のようで船が思わぬ方向に行かぬよう鉛の重りで留めているかのようだった。私は目眩がした。

それは言う通りできっとジャニーズじゃなかったら無料配信のコンサートなんてできないしレッスンも無料じゃないしキラキラのついた衣装だって着られないし多分CDだってそんなに売れないしTVだって簡単に出れないしドラマだって出れない。
同時にこんなにアイドルの才能があるのにジャニーズじゃなかったら何者でも無くなってしまうと思わせてしまう日本の芸能界(アイドルジャニーズ1強)ってめちゃくちゃゴミなのかもしれない。


ジャニーズは呪いでもあり魔法でもある。